残暑大変厳しい中でしたが、沢山の方にご来場いただきました。
会場となった増上寺光摂殿大広間。
108畳の開放感のある日本間。
16名の先生方の大作が並びました。
こちらが私の作品。
タイトルを【巡る繋ぐ】としました。
椿の枯れ木を土台に3m以上あるレンギョウを巻き付け、ケイトウとグロリオサを合わせました。
復興応援活動として各地を巡り、行く先々で花を咲かせていきたいとの思いを込めました。
こちらは中広間に飾られた作品。
福島県川俣町のアンスリュームとトルコキキョウを共通花材としました。
私はアンスリュームを担当しました。
どれも美しい品種ばかりで幸せな気分になりました。
出品された先生方と。
今年で12年目。
継続は力なり。
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今年で12回目の開催となります、復興応援いけばな展「 つなげよう花の心12」。
昨年までの会場、大殿地下ロビースペースから隣接する光摂殿108畳の大広間に移っての作品展示となります。
お時間ございましたら是非お出かけください。
会 期:2023年9月17日(日)・18日(月祝)
10時〜16時
会 場:増上寺 東京都港区芝公園4-7-35
光摂殿(大広間)増上寺会館(中広間・桐の間)
【入場無料】
主催:つなげよう花の心実行委員会
協賛:株式会社大田花き 株式会社大森花卉 株式会社とうほくフラワーサポート
後援:公益財団法人日本いけばな芸術協会 一般社団法人帝国華道院 一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアム
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先日、無事に会期を終えました。
会期中は沢山の方にご来場いただきました。
深く感謝申し上げます。
今回、私は4つの観音像、広間、野外作品を担当しました。
1作ずつご紹介します。
千手観音
朽ちた竹を土台に千手観音の手から連想させたヤツデ、リアトリス、カラーをいけました。
青頸観音
人々の救済の為に毒を飲み干し首が青く爛れたというこの観音様の逸話から、ワイングラスのような器を選び松の枯木で組み上げました。
遊戯観音
雲の上に座す観音様。紫陽花のアナベルを雲に見立て、雲間から覗く太陽をひまわりで表現しました。
岩戸観音
観音様の背後の赤い石に合わせて、珊瑚樹を。
ご利益である困難からの回復や成長を鹿の角で表現しました。
こちらは洞窟奥に広がる空間に灯籠のイメージでLEDのライトを竹に仕込みました。
野外作品
数種類の枯れた枝を組み合わせて骨組みを作り、咲き終えた庭園の紫陽花を拝借をして肉付け。
舞い上がる龍のイメージです。
夜間はライトアップをしていただきました。
このいけばな展ではご参加される先生方に事前に意味合いの異なる観音像の説明文をお渡し、
ご自身の解釈で花をいけていただいております。
また観音像は石や溶岩で作られた異なる景色に安置されているので、
その場に合わせてどのようなアプローチをされるのか、毎回楽しみでとても良い刺激をいただいております。
来年もお盆時に開催を予定しております。
機会がございましたら是非お出かけください!
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8月11日から5日間の会期となります。
洞窟観音いけばな展
会期:8月11日(金祝)-15日(火)
開場時間:10時〜20時
※洞窟内の作品は最終日15日の16時で展示終了となります。
会場:高崎洞窟観音徳明園
群馬県高崎市石原町2857
今年は特に暑さ厳しいですね。
洞窟内は夏でも17度。
ここでしかできない夏のいけばな展、お時間ございましたら是非涼みにお出かけください!
昨年、好評だった庭園のライトアップ、今年は会期中毎晩実施されるそうです。
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まず訪れたのは「小尾瀬」とよばれる覚満淵。
周囲1キロほどですが、湿生植物と高山植物の宝庫です。
ニッコウキスゲが綺麗に咲いていました。
こちらは糸葉ユリと呼ばれるユニークな形状の花。
鮮やかなオレンジがパッと目を惹きました。
30分ほど散策して、小沼へ移動。
棲んだ水、吹き抜ける涼やかな風。
いつ訪れても穏やかな気持ちにさせてくれます。
限られた時間でしたが、よい息抜きになりました。
皆様も機会がありましたら、是非訪れてみてください。
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久しぶりの投稿ですが、今回は先日の七夕に合わせていけた作品をご紹介。
ブルーのラインが入った、ガラス器を2つ
花材は
笹の代わりに、もちのよいイタリアンルスカス(笹葉ルスカス)
そこに、スモークツリー、エリンジュームを合わせました。
七夕と言えば短冊ですね。
作品の大きさに合わせて、カラフルな付箋を使ってみました。
気分だけでも涼やかに。
みなさまどうぞご自愛ください。
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発起人で交流がある木口さんにお声がけいただき、群馬県太田市でのイベントに参加してきました。
木口さんが経営する日本茶カフェ呑龍文庫ももとせさん主催のイベント【百重(ももえ)の会】。
この時代に合った花と茶のあり方をさぐる。
そんな趣旨での実験的な企画。
6畳の茶室にゲストと向き合い、息遣いも届くほどの距離で花をいけ茶を点てる。
BARカウンターで向き合う店主と客のような。
心地よい緊張感の中、得る物の多い有意義なひと時を過ごしました。
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会期中あいにくの天候でしたが沢山の方にご来場いただきました。
会場となった[せんだいメディアテーク]は伊東豊雄氏による世界的に評価の高いモダンな建築で、カメラを持った外国人の方が多く見受けられました。
今回は1人3作出品とし、それぞれにテーマを持たせコーナー展開をしました。
1作目は宮城県名取市の宮城野バラ工房梶農園さんのバラを共通花材として使用した作品。
8人がそれぞれ異なった品種のバラを選びました。
私は鮮やかなオレンジの大輪[ミルバ]を使わせていただきました。
合わせた花材はカラタチと旭ハラン。
バラの棘から連想させた作品です。
2作目は宮城県内で活躍される器作家さんとのコラボ作品。
私のお相手はガラス作家の村山耕二さん。
厚みのある美しいグリーンのガラス器。
そこにギガンジューム、夕霧草、ドラセナを合わせました。
器の内側も見せたかったので、剣山などの花留めは用いず松の枯枝を土台としバランスを取りながらいけ上げました。
3作目は個人の作風を活かした作品。
爽やかなこの季節、緑と水を見せたいと思い大好きなギボウシを透明のガラス器にいけました。
この季節の主役シャクヤクと先端に赤みを帯びたイタヤカエデを合わせて全体をまとめました。
ガラスの中に入れたギボウシが美しく良いアクセントになりました。
仙台出身の西村先生の大作の隣で集合写真。
得る物の多い充実した3日間でした。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
]]>観光地は各地で賑わいを見せているようですね。
私は6日から8日まで仙台で催すグループ展に参加します。
【八仙花いけばな展】
全国各地で活躍する同世代のメンバーで構成された8人の会 八仙花(はっせんか)
いけばな文化の興隆・普及を目指し、次世代へ伝えるべき いけばなの魅力を研鑽・発展させ、
これからの華道界がより一層 輝くよう活動しております。
毎年、それぞれの出身地でいけばな展を催し、これまでに神戸生田神社、鎌倉円覚寺で場に合わせた花をそれぞれが表現してきました。
3回目となる今回は仙台メディアテークが会場となります。
仙台の器作家さんとのコラボ、共通花材としてバラを取材とした作品など、
それぞれの流派の違いや、個性が分かる展示になると思います。
連休後半、お時間ございましたら是非お出かけください。
お待ちしてます。
]]>当流から20名が参加しました。
広く開放的な会場に75展の作品が並びました。
私の作品です。
ガラス花器を3つ使い、オオデマリとモッコウバラをいけました。
緑の濃淡で爽やかなこの季節を表現しました。
隣の席は古流香和会の井口理友先生。
対照的な色使いと作品構成。
事前に打ち合わせはしていないのですが合作のような雰囲気に仕上がり面白かったです。
こちらは家元の作品。
立派な山ツツジとワラタの組み合わせ。
オフィスビルということもあり、平日にはそこで働く沢山の方が見てくださいました。
イベントが中止することなく行えるようになり、徐々に日常が戻ってきたように感じます。
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今回、伊藤庭花先生と2人で26点の器に花をいけました。
私がいけた作品をご紹介。
器:岡重利 氏 花:トクサ、椿
庭で見つけた面白く曲がったトクサが効果的でした。
器:久田重義 氏 花:モクレン
9日間という長い会期でしたので、後半にはサッパリとした姿に。
少し寂しくはなりましたが、その分、枝の力強さが増しました。
左
器:柳川謙治 氏 花:オリエンタル百合
右
器:佐藤亮 氏 花:白花マンサク、ドラセナ、スカシユリ
雰囲気の似ている違う作家の器を2点を並べて連作に。
この器は内側に模様があるので今回、一番苦心しました。
どうにか隠さずいけてみようと出した答えがこれです。
ユリの横枝を別に用意した茎で上から押さえるようにし、そのまま真一文字に渡してバネで留めてみました。
器:久田重義 氏 花:シャクヤク、竹、ヤツデ
山で真ん中から折れた竹を見つけて切ってきました。
自立させるに苦労しましたが、結果朽ちた部分が良い花留めになりました。
器:川口淳 氏 花:ラナンキュラス、テマリソウ、クラスペディア
個性的な模様のこの器。
キウイ蔓を花留めに同系色の花でまとめ上げました。
器:迫二郎 氏 花:カラー、ラナンキュラス
【墨流し】とのタイトルが付いたこの器。
ガラスの内側に曲線が描かれています。
なるべくそれが隠れないようこちらもキウイ蔓を花留めに。
ギャラリー中央にいけたツツジ。
天井から射し込む光、その光に向かって伸びる山ツツジ。
こちらも山で見つけた竹に絡みついた藤の蔓。
一本の長い藤を壁面に這うように設置。
等間隔で細工した竹を立て、そこに椿をいけました。
壁面に映る藤蔓の影と器の模様がリンク。
ご一緒した伊藤先生と先生の作品の前での記念撮影。
経験豊富な先生と2人での展示。
心地よい緊張感を味わえました。
個性豊かな素晴らしい器に花をいけさせていただき、
改めて花をいける楽しさ、難しさを感じました。
乾ギャラリーさんが足利の地で今の店舗を始めてから30年を記念しての企画展。
そこに花を添えることが出来、大変光栄でした。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
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足利乾ギャラリーさんの30周年記念企画展にお声がけいただきました。
ギャラリーコレクションの器に伊藤庭花先生と2人で花をいけて展示します。
8日9日在廊予定です。
是非お出かけください。
よろしくお願いいたします。
花とうつわの出会い
4月8日〜16日 11時-18時
足利乾ギャラリー 栃木県足利市通5丁目3190
当流からは22名が参加。
私も12日からの後期に出品します。
今回も珍しい花材を多数仕入れました。
一足早く、春爛漫となる会場に是非お出かけください。
]]>年々、新しい品種が増えていて驚かされます。
いけた翌日には首を持ち上げていて、まったく別の表情になるのが面白い。
それを計算して、いけてみても中々思い通りにはいきません。
気が付けば投稿しないまま、2月も終わってしまいました。
気まぐれな更新ですみません。
こどうぞ温かい目でお付き合いください。
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バレエ×クラシック音楽×華道アートライブ
〜アートで紡ぐ 日本遺産のまち桐生の絆〜
令和5年1月15日(日)
美喜仁桐生文化会館(桐生市市民文化会館)
1500席を超える大きな舞台。
3部制の公演
私は2部に出演しピアノ、フルート、クラリネット、マリンバの演奏に合わせて花をいけました。
テーマは冬から春へと移り変わる季節。
和と洋の融合イベントなので雰囲気の異なる2作を
ガラスと陶器を用い、いけ上げました。
和のイメージの作品
枝垂れヤナギ、山茱萸、土佐ミズキ、菊、松、椿、竹
洋のイメージの作品
トキワガマズミ、ユーカリ、啓翁桜、ユリ、菊
会場が織物の町、桐生ということで、絹をイメージした幕を作品に取り入れました。
群馬県内外から多くの方にご来場いただきました。
企画から準備まで群馬県文化事業団の皆様には大変お世話になりました。
共演させていただいた皆様も素晴らしい演者の方たちで、多くの刺激をいただきました。
ありがとうございます。
今年も良いスタートとなりました。
ここから一年頑張りたいと思います。
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