残暑大変厳しい中でしたが、沢山の方にご来場いただきました。
会場となった増上寺光摂殿大広間。
108畳の開放感のある日本間。
16名の先生方の大作が並びました。
こちらが私の作品。
タイトルを【巡る繋ぐ】としました。
椿の枯れ木を土台に3m以上あるレンギョウを巻き付け、ケイトウとグロリオサを合わせました。
復興応援活動として各地を巡り、行く先々で花を咲かせていきたいとの思いを込めました。
こちらは中広間に飾られた作品。
福島県川俣町のアンスリュームとトルコキキョウを共通花材としました。
私はアンスリュームを担当しました。
どれも美しい品種ばかりで幸せな気分になりました。
出品された先生方と。
今年で12年目。
継続は力なり。
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今年で12回目の開催となります、復興応援いけばな展「 つなげよう花の心12」。
昨年までの会場、大殿地下ロビースペースから隣接する光摂殿108畳の大広間に移っての作品展示となります。
お時間ございましたら是非お出かけください。
会 期:2023年9月17日(日)・18日(月祝)
10時〜16時
会 場:増上寺 東京都港区芝公園4-7-35
光摂殿(大広間)増上寺会館(中広間・桐の間)
【入場無料】
主催:つなげよう花の心実行委員会
協賛:株式会社大田花き 株式会社大森花卉 株式会社とうほくフラワーサポート
後援:公益財団法人日本いけばな芸術協会 一般社団法人帝国華道院 一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアム
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先日、無事に会期を終えました。
会期中は沢山の方にご来場いただきました。
深く感謝申し上げます。
今回、私は4つの観音像、広間、野外作品を担当しました。
1作ずつご紹介します。
千手観音
朽ちた竹を土台に千手観音の手から連想させたヤツデ、リアトリス、カラーをいけました。
青頸観音
人々の救済の為に毒を飲み干し首が青く爛れたというこの観音様の逸話から、ワイングラスのような器を選び松の枯木で組み上げました。
遊戯観音
雲の上に座す観音様。紫陽花のアナベルを雲に見立て、雲間から覗く太陽をひまわりで表現しました。
岩戸観音
観音様の背後の赤い石に合わせて、珊瑚樹を。
ご利益である困難からの回復や成長を鹿の角で表現しました。
こちらは洞窟奥に広がる空間に灯籠のイメージでLEDのライトを竹に仕込みました。
野外作品
数種類の枯れた枝を組み合わせて骨組みを作り、咲き終えた庭園の紫陽花を拝借をして肉付け。
舞い上がる龍のイメージです。
夜間はライトアップをしていただきました。
このいけばな展ではご参加される先生方に事前に意味合いの異なる観音像の説明文をお渡し、
ご自身の解釈で花をいけていただいております。
また観音像は石や溶岩で作られた異なる景色に安置されているので、
その場に合わせてどのようなアプローチをされるのか、毎回楽しみでとても良い刺激をいただいております。
来年もお盆時に開催を予定しております。
機会がございましたら是非お出かけください!
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8月11日から5日間の会期となります。
洞窟観音いけばな展
会期:8月11日(金祝)-15日(火)
開場時間:10時〜20時
※洞窟内の作品は最終日15日の16時で展示終了となります。
会場:高崎洞窟観音徳明園
群馬県高崎市石原町2857
今年は特に暑さ厳しいですね。
洞窟内は夏でも17度。
ここでしかできない夏のいけばな展、お時間ございましたら是非涼みにお出かけください!
昨年、好評だった庭園のライトアップ、今年は会期中毎晩実施されるそうです。
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まず訪れたのは「小尾瀬」とよばれる覚満淵。
周囲1キロほどですが、湿生植物と高山植物の宝庫です。
ニッコウキスゲが綺麗に咲いていました。
こちらは糸葉ユリと呼ばれるユニークな形状の花。
鮮やかなオレンジがパッと目を惹きました。
30分ほど散策して、小沼へ移動。
棲んだ水、吹き抜ける涼やかな風。
いつ訪れても穏やかな気持ちにさせてくれます。
限られた時間でしたが、よい息抜きになりました。
皆様も機会がありましたら、是非訪れてみてください。
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久しぶりの投稿ですが、今回は先日の七夕に合わせていけた作品をご紹介。
ブルーのラインが入った、ガラス器を2つ
花材は
笹の代わりに、もちのよいイタリアンルスカス(笹葉ルスカス)
そこに、スモークツリー、エリンジュームを合わせました。
七夕と言えば短冊ですね。
作品の大きさに合わせて、カラフルな付箋を使ってみました。
気分だけでも涼やかに。
みなさまどうぞご自愛ください。
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発起人で交流がある木口さんにお声がけいただき、群馬県太田市でのイベントに参加してきました。
木口さんが経営する日本茶カフェ呑龍文庫ももとせさん主催のイベント【百重(ももえ)の会】。
この時代に合った花と茶のあり方をさぐる。
そんな趣旨での実験的な企画。
6畳の茶室にゲストと向き合い、息遣いも届くほどの距離で花をいけ茶を点てる。
BARカウンターで向き合う店主と客のような。
心地よい緊張感の中、得る物の多い有意義なひと時を過ごしました。
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会期中あいにくの天候でしたが沢山の方にご来場いただきました。
会場となった[せんだいメディアテーク]は伊東豊雄氏による世界的に評価の高いモダンな建築で、カメラを持った外国人の方が多く見受けられました。
今回は1人3作出品とし、それぞれにテーマを持たせコーナー展開をしました。
1作目は宮城県名取市の宮城野バラ工房梶農園さんのバラを共通花材として使用した作品。
8人がそれぞれ異なった品種のバラを選びました。
私は鮮やかなオレンジの大輪[ミルバ]を使わせていただきました。
合わせた花材はカラタチと旭ハラン。
バラの棘から連想させた作品です。
2作目は宮城県内で活躍される器作家さんとのコラボ作品。
私のお相手はガラス作家の村山耕二さん。
厚みのある美しいグリーンのガラス器。
そこにギガンジューム、夕霧草、ドラセナを合わせました。
器の内側も見せたかったので、剣山などの花留めは用いず松の枯枝を土台としバランスを取りながらいけ上げました。
3作目は個人の作風を活かした作品。
爽やかなこの季節、緑と水を見せたいと思い大好きなギボウシを透明のガラス器にいけました。
この季節の主役シャクヤクと先端に赤みを帯びたイタヤカエデを合わせて全体をまとめました。
ガラスの中に入れたギボウシが美しく良いアクセントになりました。
仙台出身の西村先生の大作の隣で集合写真。
得る物の多い充実した3日間でした。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
]]>観光地は各地で賑わいを見せているようですね。
私は6日から8日まで仙台で催すグループ展に参加します。
【八仙花いけばな展】
全国各地で活躍する同世代のメンバーで構成された8人の会 八仙花(はっせんか)
いけばな文化の興隆・普及を目指し、次世代へ伝えるべき いけばなの魅力を研鑽・発展させ、
これからの華道界がより一層 輝くよう活動しております。
毎年、それぞれの出身地でいけばな展を催し、これまでに神戸生田神社、鎌倉円覚寺で場に合わせた花をそれぞれが表現してきました。
3回目となる今回は仙台メディアテークが会場となります。
仙台の器作家さんとのコラボ、共通花材としてバラを取材とした作品など、
それぞれの流派の違いや、個性が分かる展示になると思います。
連休後半、お時間ございましたら是非お出かけください。
お待ちしてます。
]]>当流から20名が参加しました。
広く開放的な会場に75展の作品が並びました。
私の作品です。
ガラス花器を3つ使い、オオデマリとモッコウバラをいけました。
緑の濃淡で爽やかなこの季節を表現しました。
隣の席は古流香和会の井口理友先生。
対照的な色使いと作品構成。
事前に打ち合わせはしていないのですが合作のような雰囲気に仕上がり面白かったです。
こちらは家元の作品。
立派な山ツツジとワラタの組み合わせ。
オフィスビルということもあり、平日にはそこで働く沢山の方が見てくださいました。
イベントが中止することなく行えるようになり、徐々に日常が戻ってきたように感じます。
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今回、伊藤庭花先生と2人で26点の器に花をいけました。
私がいけた作品をご紹介。
器:岡重利 氏 花:トクサ、椿
庭で見つけた面白く曲がったトクサが効果的でした。
器:久田重義 氏 花:モクレン
9日間という長い会期でしたので、後半にはサッパリとした姿に。
少し寂しくはなりましたが、その分、枝の力強さが増しました。
左
器:柳川謙治 氏 花:オリエンタル百合
右
器:佐藤亮 氏 花:白花マンサク、ドラセナ、スカシユリ
雰囲気の似ている違う作家の器を2点を並べて連作に。
この器は内側に模様があるので今回、一番苦心しました。
どうにか隠さずいけてみようと出した答えがこれです。
ユリの横枝を別に用意した茎で上から押さえるようにし、そのまま真一文字に渡してバネで留めてみました。
器:久田重義 氏 花:シャクヤク、竹、ヤツデ
山で真ん中から折れた竹を見つけて切ってきました。
自立させるに苦労しましたが、結果朽ちた部分が良い花留めになりました。
器:川口淳 氏 花:ラナンキュラス、テマリソウ、クラスペディア
個性的な模様のこの器。
キウイ蔓を花留めに同系色の花でまとめ上げました。
器:迫二郎 氏 花:カラー、ラナンキュラス
【墨流し】とのタイトルが付いたこの器。
ガラスの内側に曲線が描かれています。
なるべくそれが隠れないようこちらもキウイ蔓を花留めに。
ギャラリー中央にいけたツツジ。
天井から射し込む光、その光に向かって伸びる山ツツジ。
こちらも山で見つけた竹に絡みついた藤の蔓。
一本の長い藤を壁面に這うように設置。
等間隔で細工した竹を立て、そこに椿をいけました。
壁面に映る藤蔓の影と器の模様がリンク。
ご一緒した伊藤先生と先生の作品の前での記念撮影。
経験豊富な先生と2人での展示。
心地よい緊張感を味わえました。
個性豊かな素晴らしい器に花をいけさせていただき、
改めて花をいける楽しさ、難しさを感じました。
乾ギャラリーさんが足利の地で今の店舗を始めてから30年を記念しての企画展。
そこに花を添えることが出来、大変光栄でした。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
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足利乾ギャラリーさんの30周年記念企画展にお声がけいただきました。
ギャラリーコレクションの器に伊藤庭花先生と2人で花をいけて展示します。
8日9日在廊予定です。
是非お出かけください。
よろしくお願いいたします。
花とうつわの出会い
4月8日〜16日 11時-18時
足利乾ギャラリー 栃木県足利市通5丁目3190
当流からは22名が参加。
私も12日からの後期に出品します。
今回も珍しい花材を多数仕入れました。
一足早く、春爛漫となる会場に是非お出かけください。
]]>年々、新しい品種が増えていて驚かされます。
いけた翌日には首を持ち上げていて、まったく別の表情になるのが面白い。
それを計算して、いけてみても中々思い通りにはいきません。
気が付けば投稿しないまま、2月も終わってしまいました。
気まぐれな更新ですみません。
こどうぞ温かい目でお付き合いください。
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バレエ×クラシック音楽×華道アートライブ
〜アートで紡ぐ 日本遺産のまち桐生の絆〜
令和5年1月15日(日)
美喜仁桐生文化会館(桐生市市民文化会館)
1500席を超える大きな舞台。
3部制の公演
私は2部に出演しピアノ、フルート、クラリネット、マリンバの演奏に合わせて花をいけました。
テーマは冬から春へと移り変わる季節。
和と洋の融合イベントなので雰囲気の異なる2作を
ガラスと陶器を用い、いけ上げました。
和のイメージの作品
枝垂れヤナギ、山茱萸、土佐ミズキ、菊、松、椿、竹
洋のイメージの作品
トキワガマズミ、ユーカリ、啓翁桜、ユリ、菊
会場が織物の町、桐生ということで、絹をイメージした幕を作品に取り入れました。
群馬県内外から多くの方にご来場いただきました。
企画から準備まで群馬県文化事業団の皆様には大変お世話になりました。
共演させていただいた皆様も素晴らしい演者の方たちで、多くの刺激をいただきました。
ありがとうございます。
今年も良いスタートとなりました。
ここから一年頑張りたいと思います。
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皆様、健やかに初春をお迎えのことと思います。
昨年末は本部のいけばな展もあり、忙しくも充実した日々でした。
年末に飾らせていただいた正月花を何点かご紹介します。
ホテルメトロポリタン高崎6階ロビー
竹を組み上げ土台とし、蛇の目松・雲竜梅・南天・ユリなどを合わせました。
大聖護国寺客殿
秋の紅葉祭りに引き続きご依頼をいただきました。
こちらは三光松・梅・南天・ユリの組み合わせ。
大聖護国寺書院
大型の水盤に松の枯木を置き、それを支柱に竹を勢いよく放射状に配置しました。
木瓜・根引松・南天・葉ボタン
洞窟観音入口
竹を真っすぐ立て、そこから柳を勢いよく垂らしました。
若松・椿・ユリ・葉ボタン
設置場所によっては暖房が効いていて、手直しに苦心しますが、
沢山の方にご覧いただき、感想をいただけるのでモチベーションが上がります。
今年は、ここ数年コロナ禍で思うように事が進まなかった分、積極的に活動をしていきたいと思います。
皆様、応援よろしくお願いいたします。
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同じ高崎を本部とする東華古流さんとのニ流派合同展となり今回で12回目の開催となります。
お時間ございましたら是非お運びください。
【第12回花華展】Ikebana Exhibition "Hanabana"
12月10日(土)〜12日(月)10時〜16時
高崎シティギャラリー第二展示室
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11日間の会期を終えましたのでご報告。
大奥女中の「桂昌院」寄進の歴史物が多数収められている由緒あるお寺。
現在は寄進された五大明王とその眷属の三十六童子の修復作業が進められています。
こちらの本堂と客殿、書院に5作展示していただきました。
客殿一作目
客殿2作目
書院作品
こちらが本堂作品
照明を落としていただきスポットライトを当てていただいたので幻想的な雰囲気に。
当時の色を再現した修復済みの童子像が奥に並びます。
足下にはLEDのキャンドルを並べました。
昨年新しく作られた【桂昌庭】
植樹されたモミジはまだ若いのですが、綺麗に色づいて目を楽しませてくれました。
庭は時間が育てるともいいますので、これからが楽しみです。
会期中はたくさんの方にご来場いただき嬉しい感想をいただきました。
皆様ありがとうございました。
年末年始にも作品を展示していただく予定です。
お近くの方は是非お出かけください。
よろしくお願いいたします。
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日本華道連盟の一員として、沖縄市を訪問。
地元の文化協会華道部の方たちといけばな展を催しました。
会場入り口に私の作品を展示していただきました。
布袋竹という節の詰まった肉厚な竹や葉付きのアダンの実など普段使うことのできない花材を使わせていただきました。
会期初日にはライブパフォーマンスを披露。
こちらもすべて沖縄産の花材で。
沖縄はあまり知られていませんが、菊の一大生産地。
沢山の輪菊、小菊をご用意いただきました。
地域の文化や植物に触れ、地元の方たちとの交流を深めることが出来た充実した旅となりました。
ご担当いただいた、沖縄市の職員の方をはじめ、文化協会華道部の方、ご一緒させていただいた他流派の先生方、
開催に向けての準備、調整、当日の進行など多岐にわたりご尽力いただきましたこと、改めて感謝申し上げます。
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地元高崎のお寺[大聖護国寺]さんにお声がけいただき、秋の特別拝観期間中にいけばな作品を展示していただく事になりました。
11月18日(金)〜28日(月)までの11日間、庭園の紅葉とライトアップなどお楽しみいただけます。
拝観は500円、高校生以下は無料です。
【昼の部】9:30-16:00
【夜の部】17:00-20:30
本堂、客殿に5作品が展示されます。
是非お出かけください!
大聖護国寺
住所:群馬県高崎市八幡町675
webサイト→https://daisyou5592.jp/
無事に会期を終えました。
古民家を舞台とした展示「はなうつわ」がきっかけとなり、大磯から群馬へ拠点を移した富田さん。
初めての北関東での個展という事で、気合の入った存在感のある器が並びました。
器と張り合うのではなく、寄り添うような花選びといけ方を心がけました。
展示期間が長かったのでドライ素材も活用しました。
ストレチアの黄色にドライのアレカヤシを合わせて。
美しい枝垂れケイトウ。
初冠雪という名のリンドウと秋枯れのギボウシ、花の終えたシュウメイギク。
ブルーベリーの紅葉と秋色アジサイ(水無月)とキビ。
会期中は天候にも恵まれ、沢山の方にご来場いただいたようです。
ありがとうございました。
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今週末から始まる、親交のある陶芸家の富田啓之さんの個展に花を添えます。
DM撮影用にいけた作品です。
器の質感に合わせて秋明菊の枯れた葉を選びました。
花は百日草を一輪。
個性的な器を作る富田さん。
器に合わせることで、普段のスタイルとは異なる花がいけられるので、
今からとても楽しみです。
会期は10月29日(土)〜11月6日(日)。
場所は足利の乾ギャラリーさんです。
清々しい好季節。
観光がてら是非お出かけください。
]]>3年ぶりの開催でしたが、非常に多くの方にご来場いただきました。
シンプルなレイアウトで、白背景という作品本位で見せることのできる会場となりました。
22流派220名が出品。
皆さん久しぶりの県展という事もあり、力のこもった秀作が並びました。
今回の家元の作品です。
紅葉したブルーベリーとピラミッド紫陽花、ダリア、棕櫚の組み合わせ。
こちらは私の作品。
シリウスという名のついた面白いドライの素材をメインに、ユキヤナギ、アマランサス、
菊を合わせました。剣山を使わずに、ヒバの枯れ木を土台にしていけ上げました。
まだまだ感染状況は収まりませんが、徐々に日常が戻ってきているような気がします。
ここから年末まで、イベントが続くのでノンストップで駆け抜けます!
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それでも、朝晩はだいぶ過ごしやすくなりました。
今週末からはぐっと冷え込むとの予報、皆様、体調管理にはお気を付けくださいね。
3年ぶりに開催、群馬県華道展のお知らせです。
第46回県民文化祭参加 第71回群馬県華道展
会期:10月7日(金)〜10日(月・祝)
【前期】7日、8日 10時から16時
【後期】9日、10日 10時から16時
会場:群馬県庁1階 県民ホール北
当流から11名、家元が前期、私は後期に出瓶します。
秋色の花々が会場を彩ります。
是非お出かけください。
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1作10分3作品、ピアノ、ベース、サックスの順に私の動きに合わせて即興で演奏してくださいました。
とても心地よく、楽しく花をいける事ができました。
ウメモドキ、モンステラ、ドラセナ、ユリ
柿、ヒバ、菊、ストレチア、棕櫚
ドウダンツツジ、アレカヤシ、ケイトウ、野ばら
ボーカルが加わってのその後の演奏も素晴らしく、しばし余韻に浸っておりました。
お声掛けくださった主催のいけばなインターナショナル東京支部の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。
大変お世話になりました。
vocal アンナ ヘーグベリ
sax 林 哲郎
piano 後藤 魂
base 片野 五朗
]]>会期中、台風の影響を心配しましたが、最終日は抜ける様な青空。
沢山の方にご来場いただきました。
今回の私の作品です。
『疾風勁草』しっぷうけいそう
激しい風が吹いて、初めて強い草を見分けることがで きるという意味から転じて、逆境や不運に見舞われた 時にこそ、その人の真の強さがわかるというたとえ。
不安定な社会情勢が続く昨今、このような気概を持っ て活動していきたいと思い、この様なタイトルとしました。
各地で開催しているいけばな交流会も徐々に再開の兆しが見えてきました。
皆様からお預かりしているご厚志を良い形で届けられるよう、活動を続けてまいります。
引き続き、ご支援の程よろしくお願いいたします。
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復興応援いけばな展【 つなげよう花の心11 】
今年で11年目となる復興支援を目的とした、他流派の先生方とのグループ展になります。
会 期:9月23日(金) 12時〜16時
24日(土)・25日(日) 10〜16時
会 場:増上寺・大殿地下宝物展示室前ロビースペース
http://www.zojoji.or.jp/index.html
入場無料
内 容:
・いけばな作品展示
24名のいけばな作家が復興への思いを花で表現
・支援活動報告
過去11年の活動をパネル展示
是非お出かけください。
よろしくお願いいたします。
今回は9名の参加となりましたので1人3作品。
私は野外作品と合わせて4点の出品となりました。
それでは作品を1点ずつご紹介。
【白衣観音】
白い衣から連想し、土台に糸巻きを使用、そこから伸びる糸をテグスで表現、緩衝材を繭に見立てて観音様からこぼれ落ちるように配置しました。
花材:クルクマ、ヒメガマ
【延命観音】
延命と聞いて真っ先に血液を連想しました。
食紅で色をつけた赤い水で表現。
花材:ダリア、アマランサス、トクサ
観音様が複数安置されているスペース。
砂紋の上、手前と奥に2作置きました。
手前は白と緑の花で上に伸び行くイメージ。
奥は赤と緑の花を垂れ下げ、枯れ行くイメージ。
野外作品
徳明園石庭の作品です。敷地内で大切に育てられた一本のモミジ。
残念ながら数年前に枯れてしまったそうで、その場で切っていただき組み上げました。
こちらは今後もしばらく置いていただくことになりました。
夜のライトアップの様子です。
洞窟観音徳明園はこの10年で、素晴らしい景勝地として生まれ変わりました。
創始者山田徳蔵氏の思いを継いだ当代当主の強い信念と弛まぬ努力を目の当たりにしてきました。
今年も素晴らしい場を整えていただき、感謝の念に堪えません。
皆様、ご来場、応援いただきありがとうございました。
ご参加いただきました先生方、イベントに関わっていただきました皆様、大変お世話になりました。
また来年もよろしくお願いいたします!
今回は3点ご紹介。
前回に続いてのグラジオラス。
アレカヤシを丸めて勢いのある作品に。
グラジオラスを線ではなく色として使いました。
ルリタマアザミをマッスに。
重ねる密度を変えてリズムをつけました。
クルクマの白が良いアクセントになりました。
庭の百日草が綺麗でしたので摘み取り、ミントと合わせてみました。
各地で記録的な雨が続いています。
甚大な被害にならないことを祈るばかりです。
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ユリ2作とグラジオラス2作です。
深い色をした赤のスカシユリ。
器の形状に合わせてキキョウランを丸めてみました。
同じユリでも合わせる花器の色で与える印象がガラリと変わります。
ピンクのハイブリットスターチスとドライのアレカヤシを合わせて。
こちらも赤。
燃えるようなグラジオラス。
素直に真っすぐにいけ、添える葉先を丸めて遊びを入れました。
こちらも同じグラジオラスですが、敢えて蕾で表現。
土器に合わせてプリミティブな雰囲気に。
アレカヤシが良いアクセントになりました。
ここ数日、梅雨に戻ったような天気が続いていますね。
涼しくて良いのですが、局地的な豪雨による災害が心配です。
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梅雨時の開催とのことで雨を心配しておりましたが、連日季節外れの暑さが続きました。
北鎌倉駅周辺は大変な人出で、会場の円覚寺も多くの方で賑わっていました。
それでは今回の作品をご紹介。
まず一つ目は、大きなガラス器を使用した作品。
スカシユリ、アジサイ、匙オモダカ、ルリタマアザミ、モミジ
枝垂れたモミジをガラスの裏側に回り込ませ、レンズの効果で葉を拡大して見せる演出です。
お客様に涼を感じてもらいたいと考え、たっぷりとした水を見せる作品に仕上げました。
2作目。
数種類の枯れ枝を組み合わせバランスを取りながら深鉢に自立させました。
スモークツリー、ヒマワリ、丹頂アリアム、シャリンバイ
高い位置に丸いガラス花器を枝で挟むようにして仕込んでいます。
イメージは、梅雨の晴れ間。
ヒマワリを太陽に、スモークツリーを雲に見立て、絡めた下向きの枝で雨を表現しました。
こちらが最後の作品。
錦木の枯れ枝、エリンジューム、棕櫚の実、クルクマ
出口玄関前だったため、順路を示す案内矢印→のように枝を使いました。
陶器や金属器に見えて実はガラス器です。
出身地の異なる同世代のメンバーで構成された八仙花。
今回もご一緒して沢山の刺激をいただきました。
コロナで2年中止を受けての開催、感慨深いものがありました。
ご来場いただきました皆さま、本当に暑い中を有難うございました。
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紫陽花の美しい季節にいけばな展を鎌倉で催します。
3年前に発会し神戸で展示を催して以降コロナ禍で活動を休止していた、いけばな8人の会【八仙花】。
久しぶりの始動となります。
紫陽花の別名でもある八仙花。
それぞれの個性が集まり、色鮮やかな花を咲かせます。
是非お出かけください。
八仙花いけばな展 [鎌倉]
会 期:令和4年6月25日(土)26日(日)
開場時間:10時〜16時
会 場:円覚寺塔頭 松嶺院・龍隠庵 神奈川県鎌倉市山ノ内409
アクセス:
🚃電車 東京/横浜より:JR横須賀線「北鎌倉駅」下車 徒歩1分 ※JR東海道線・湘南新宿ラインご利用の場合は「大船駅」にてJ R横須賀線にお乗り換えください
🚌バス 鎌倉駅発江ノ電バス「大船駅行」「上大岡駅行」「本郷台駅行」いずれかで
「北鎌倉駅」バス停下車 徒歩1分
🚙車 横浜・横須賀道路「朝比奈インター」を降り20分
※直営の駐車場はございませんので周辺の一般有料駐車場をご利用ください
八仙花
大津智永<都未生流> 岡田広山<広山流> 佐伯一甫<未生流(庵家)>
塚越応駿<いけばな松風> 西阪保則<専慶流> 西村一観<清泉古流>
藤原素朝<梶井宮御流> 望月義瑄<宏道流>
]]>
沢山の方にご来場いただき、昨日無事に会期を終えました。
今回、私は個性の異なる3人の器、計15点に花をいけました。
作品紹介
陶:小野澤弘一さん
陶器に漆を混ぜた塔体漆器と呼ばれる技法を用いた作品。
重厚感がありながら緊張感のあるキリっとした印象の美しい器。
器の黒が映えるように、この季節の美しい緑を合わせました。
ハウチワカエデ
ツツジ、シャクヤク、ギボウシ
シャガ、ユリ
カルミア
陶:富田啓之さん
造形的な手捻りの作品を数多く作られています。
先日のルーサイトギャラリーでの展示でもご一緒しました。
埴輪や土偶をモチーフにした独特の形状の器が今回も多く並びました。
器に負けないように、インパクトの強い南半球の花を多用しました。
ヤツデ、グズマニア
バンクシア、セローム
シュロ、キンポウジュ
シダ―ウッド、カラー、グロリオサ、キウイ蔓
乾燥筍、アリアム
イチイ、カンパニュラ、トクサ
ガラス:丸岡勇太さん
今回は吹きガラスと鋳造の細部まで神経の届いた美しい作品を見せてくれました。
新しいのに時間の経過を感じさせるガラスならではの表現が素敵でした。
色の組み合わせでガラスがどのように見えるのか興味があり、敢えて暖色の花と寒色の花、どちらも使ってみました。
ギボウシ、カンパニュラ
玉シダ、ユリ、ニゲラ
ガーベラ
エリンジューム、ニゲラ
カラー、アルストロメリア、イタリアンルスカス
ご来場、応援いただいた皆様ありがとうございました。
花の展示としては長い9日間という事で心配もありましたが、二度三度と足を運んでくださる方もいて、大変励みになりました。
乾ギャラリーの茂木さん、器作家の小野澤さん、富田さん、丸岡さん、楽しく得るものの多い展示でした。
感謝申し上げます。
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テーマである[乖離]と[合致]の文字だけで創り出された雪妃さんの世界に上手く呼応でき、自分としても満足できる仕上がりとなりました。
写真ではうまく伝わらないかもしれませんがご紹介します。
作品?紛紛 FunPun
[入り乱れるさま]という意味の紛紛をタイトルにした作品。
直線的に書かれた雪妃さんの書体に曲線を合わせる試み。
まさに乖離するのか合致するのか仕上がるまでわからない興味深い作品となりました。
黒いカラーと緑のカラーの絡まり。
カラーの影を墨で着色したゴムホースで表現してみました。
作品?層層 SouSou
[幾重にも重なっているさま]
その名の通りに水盤とガラスを交互に積み上げ土台とし、枯れた梅の木を絡ませ立ち上げました。
背景の書も乖離と合致の文字が積み重なっています。
咲き終え、足下に落ちた梅の花。
そんなイメージです。
作品?滾滾 KonKon
[滾滾と湧き出るさま]
植物は枯れても次々と新しい命が生まれる。
枯れた植物と鮮やかな緑を融合させ、時間の経過を表現しました。
墨だまりの位置から滴れ落ちる白と黒の線も相まって、
溢れ出るような勢いのある作品に仕上がりました。
作品? 萋萋 SeiSei
[草木が生い茂るさま]
養蚕を生業としている方から廃業を機に譲っていただいた糸巻。
バランスを取りながら組み上げ、作品の土台としました。
左右には文字に合わせ糸が張り巡らせてあります。
役目を終え時間の止まったモノ。
それを覆いつくすかのように侵食する植物。
作品? 乖離と合致
花に投影した光によって生み出された影。
それと融合するように書かれた文字。
どこまでが影で、どこからが墨なのか。
毎年試みている墨と影の融合作品。
作品?円相
器の影に合わせるように一筆で書かれた円。
円は欠けることのない無限を表したり、全てが始まりでもあり終わりでもあります。
どこから見ても正面となるように、盛りの躑躅をいけました。
床面に移る影が、墨で書かれているように見えて不思議でした。
作品?薫風
爽やかな5月の風。
香と書かれた作品に一輪の花菖蒲を添えて。
他のジャンルの方との共同作業は、新たな引き出しを増やす絶好の機会。
今回も沢山のアイデアをインプットしました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
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三角形の陶器を重ねて前後に置き、3本のチューリップをリズムよく。
大きく開いた鮮やかなオレンジのチューリップ。
U字形に口の開いた陶器に上下に重ねて。
原種に近い小ぶりなチューリップ。
トクサを絡めて花のシンプルな美しさを強調しました。
こちらは尖って反り返ったように咲くタイプのチューリップ。
かなり大きく存在感のある花でした。
こちらはさらに変わっています。
ひとつの花の塊の中に3輪が一緒になっています。
この手のタイプは初めて見ました。
チューリップばかり5作、没頭していけました。
何とも贅沢で楽しいひと時でした。
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大和花道家元山田尚俊さんとご一緒させていただき、得る物の多い展示となりました。
富田さんの力感溢れる器にいけた作品の数々をご覧ください。
会期中にいけかえた作品は2点ずつご紹介します。
花材:カラー、トベラ、仙人草
花材:ハナミズキ、レネゾーン、エリンジューム
【いけ直し】
花材:ハナミズキ2種
花材:アマリリス、アンスリューム
【いけ直し】
花材:アンスリューム、ダリア、丹頂アリアム
こちらは合作
掛け花を山田先生
花材:コデマリ
水盤を私が担当しました。
花材:ルピナス、ヤツデ、トクサ
【いけ直し】
掛け花
花材:山吹
四角柱陶器
花材:ゲッケイジュ、アルストロメリア、チューリップ
会期中、予想外の夏日が続き大幅ないけ直しが必要となりましたが、花材の取り合わせを変えたので2度楽しめました。
明日の最終日は11時から18時の開場となっております。
お時間ありましたら是非お出かけください。
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【はなとうつわ】
5月7日(土)〜15日(日)11:00-18:00
乾ギャラリー 栃木県足利市通り5丁目3190
足利の古民家を舞台とした展示【はなうつわ】でもご一緒した、
富田啓之さん、小野澤弘一さん、丸岡勇太さんの器にひとりで花をいけるとても贅沢な試みです。
思いれのある足利での展示、今からとても楽しみです。
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【書樹】白石雪妃・塚越応駿2人展
4月23日(土)〜25日(月)
いけばな松風教場 東京都新宿区百人町2-18-20
今年で3回目となる、書家白石雪妃さんとの2人展。
墨と鋏で植物に新たな命を吹き込む、そんなコンセプトの実験的な展示です。
以下、過去作品となります。
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【春花陶々】 富田啓之展
4月8日(金)〜14日(木)
ルーサイトギャラリー 東京都台東区柳橋1-28-8
器作家の富田啓之さんの個展に花を添えます。
今回は大和花道家元、山田尚俊さんとご一緒します。
会場のルーサイトギャラリーは浅草橋、隅田川沿いにある昭和の流行歌手『市丸(江戸小唄の市丸姐さん)』の屋敷を改装した骨董店・ギャラリーです。
器と花と場の共演。
是非お出かけください。
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みなさん体調管理、気を付けてくださいね。
今回は立派なカラーが手に入ったのでまずは2作ご覧ください。
左右で高さの違うU字型のガラス花器。
3本のカラーをバランスよく立て、3枚の縞ハランを合わせてみました。
こちらはカラーのみ9本、線を意識していけてみました。
この白いカラーはウェディングマーチという名で、とてもエレガントなお花です。
ドラセナを重ねたら、まるでダリアの様な姿に。
その存在感に負けぬよう、大輪の白いガーベラを合わせてみました。
器とドラセナ、ガーベラの芯の色が良くマッチしました。
庭のユキヤナギが満開に。
白いチューリップと合わせて、スイートピーを影に見立てて色の対比を楽しみました。
あっという間に3月も終わりですね。
ここから夏までイベントが続きます。
またご案内しますので、よろしくお願いいたします。
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丸めると、何とも言えない表情をしてくれます。
という事で、今回は玉シダを使っての一人研究会。
今月の教授者研究会は【食器にいける】というテーマで行いました。
せっかくなので、私は食器自身もいけてみました。
グラスを流木に絡め組てみ上げ、それを花留めにラナンキュラス、テマリソウ、ゼンマイを。
玉シダが花と器とグラスを上手く一つにまとめてくれました。
こちらは何度かイベントでご一緒した小野澤さんの器。
ものすごく薄い作りの陶器です。
器の形状から思い立ち、主材にはアンスリウムを選択。
玉シダを合わせると赤と緑のコントラストが美しく、器の強さに負けないインパクトのある仕上がりになりました。
こちらは球状の変形花器から勢いよく飛び出すようにアリアムをいけました。
目の収まる場所に黄色のラナンキュラス。
玉シダの輪を重ねて全体のバランスを取りました。
これまで、気持ちが動かされることが無かった玉シダ。
今の自分の心情や作風と合うのでしょうか。
今回、無性にいけたくなりました。
好きな花を尋ねられてもいつも答えに窮するのですが、好みも日々変化しているのだと改めて実感。
花は一期一会とよく言ったものですね。
]]>2年続けての中止となっておりましたので久しぶりの展示となります。
会場は高崎シティギャラリー第一展示室
3月4日(金)-7日(月)の4日間の10時から16時まで会期となっております。
私は4日5日の前期に出品しています。
今回は椿の伐採木を土台に大ぶりの西洋椿をいけました。
色とりどりの春の花々が安らかなひと時を演出してくれます。
お時間ございましたら是非お出かけください。
よろしくお願いいたします。
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国の重要文化財をお借りしての展示、私は玄関ホールと書斎を担当しました。
【玄関ホール】
天井が高く、漆喰の白と木材の茶が建物の歴史を感じさせます。
場の雰囲気に合わせ重厚感のある作品をいけました。
こちらの作品は杉の枯れ枝を組み土台とし、バンクシア、ミモザ、柘植、シュロをいけました。
こちらは五葉松の枯れ枝に仙人草と白玉カズラを絡め、大きな黄色いユリと珍しい緑のアマリリスを合わせました。
吹き抜けになっている階段を利用して高さのある作品に挑戦。
器は親交のある富田啓之さんの作品。
高さ1mあります。
器の上にアイアンの鉢スタンドを組み上げ、高い位置まで花を届かせました。
2階から見ても楽しい作品になりました。
【書斎】
外光が射し込む素敵なお部屋。
映りが綺麗だと思いガラス花器を多用しました。
チューリップとエリンジューム。
器の模様を意識して線を重ねました。
アリアムとテマリソウ、玉シダ。
くねくねしたアリアムが可愛かったので、玉シダも丸めてみました。
日の方へ首を持ち上げるカラー。
合わせはユキヤナギと麦。
緑の大きな水盤にたっぷりと水を入れて。
イキシアとヒヤシンス。
ユニークな形状のガラス器の流れを活かすように。
会期終了時まで、ほぼ開花することが無かったのですが、
枝ぶりが素敵で、蕾でも十分な存在感がありました。
ご一緒させていただいた肥原先生、粕谷先生、大塚先生。
大変お世話になりました。
感染状況が落ち着かない中での開催となりましたが、大勢の方にご来場いただきました。
皆様ありがとうございました。
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会場は国の重要文化財にも指定されている【外交官の家】。
歴史あるモダンな建築様式の建物に男4人で花をいけます。
ご一緒するのは
未生流家元 肥原慶甫先生
一葉式いけ花家元 粕谷尚弘先生
古流かたばみ会 大塚理航先生
以下、イベントの詳細となります。
第15回 横浜山手芸術祭
いけばなギルドの冒険者たち
会 期 : 2022年2月19日(土)〜2/23(水・祝)
時 間 : 9:30〜17:00
会 場 : 国重要文化財「外交官の家」
神奈川県横浜市中区山手町16
JR「石川町」駅、元町口から徒歩5分
入館料 : 無料
いけばなデモンストレーション~カルテット~
2/19(土)
1st. セッション : 11:00〜
2nd.セッション : 14:00〜
※各回 先着40名(事前申込)
参加費 : 3,000円
申込みは「外交官の家」まで直接お電話ください。
TEL 045-662-8819
注)
※入館の際には検温、手指の消毒をお願いしております。
※館内が混みあう場合には入場制限をさせていただく場合もございます。
※写真撮影はできますが、館内での長時間の滞在はご遠慮いただいております。
明日は朝からいけ込みとなります。
どんな仕上がりになるのか今からワクワクしています。
感染状況が収まらない状況下ではございますが、ご無理なくお出かけいただけたら嬉しいです。
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陽射しにも暖かさを感じるようになってきました。
今回は春の訪れを感じるような色合いの作品を揃えてみました。
まずはこちら。
青文字とピンポン菊、スプレイ菊の組み合わせ。
薄い半月のような花器でしたが、なるべく奥行きが出るようにいけてみました。
濃いブルーのガラス花器を2つ並べてみました。
どちらも黄色いラインが印象的。
アイリスと菜の花が色合い発色具合共に良く合いました。
チューリップと麦の組み合わせで3作。
こちらは薄い横長な花器に2株に分けていけました。
薄いブルーのラインが水を連想させます。
こちらは船のような形状の花器。
他にトキワガマズミと雪柳を合わせています。
こちらは基本に近い形の盛花。
内側が黄色い温かみのある器。
スイートピーの紫がアクセントになりました。
今週は以上です。
また次回お付き合いください。
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ブルーのガラス花器に黄色いスプレー菊、濃い紫のスイートピーを合わせました。
あまり試みることのない反対色の組み合わせです。
一見大輪のように見えるこのスプレー菊。
お互いがぶつかるように咲いている面白い品種。
満開になってからも、とても長く楽しめています。
同じ器で花材を変えて。
蝋梅、チューリップ、スイートピー。
合わせる花の形状や、色合いによって大きく印象が変わりました。
こちらはユキヤナギとチューリップ。
実は器を2つ重ねて花留めにしています。
内側のブルーが綺麗だったので、花は敢えて白で統一しました。
庭に咲いた八重の水仙。
器の形状に合わせてヤツデを添えてみました。
一重とは異なり華やかな印象を与えてくれますね。
寒雪に耐えて早春に咲く、香りのよい花(梅、蝋梅、水仙、山茶花)を雪中四友(せっちゅうのしゆう)と言うそうです。
今回はこの4種とはいきませんでしたが、スイートピー、蝋梅、水仙をいけて心が安らぎました。
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寒い日が続いていますが、少しずつ春の足音が聞こえてきました。
季節の移り変わりを感じながら今年も一年、花と向き合っていこうと思います。
それではここ数日でいけた作品をご紹介。
先端が淡いピンク色をした陶器。
弓なりになった器の形状に合わせて、ユキヤナギを勢いよくいけ、バラとスイートピーを合わせました。
大小の丸い穴がユニークな白い変形花器。
白塗りのドウダンツツジで全体の流れを出し、それに沿うようにチューリップとスイートピーを入れました。
影が面白く出たので作品の一部として写真に残しました。
こちらが庭の紅梅です。
まだ、数輪咲いただけなので雲竜梅の枯れ枝でボリュームを出しました。
椿を入れて全体が締まった印象になりました。
今回はそれぞれ形状の違う白い器に挑戦しました。
また次回お付き合いください。
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【第15回横浜山手芸術祭】に参加することになりました。
こちらの先生方のグループ作品展となります。
会場は横浜山手西洋館外交官の家です。
初日の19日(土)はデモンストレーションも行う予定です。
詳細はこちらをご確認ください。
よろしくお願いいたします。
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みなさまどんな年末年始をお過ごしでしたでしょうか。
私は、おいしいお酒をいただき、のんびりと過ごすことができました。
スイッチを入れなおして充実した良い年になるよう頑張りたいと思います。
年が明けてからいけた作品を3点ご紹介。
新年最初という事で、華やかな作品に。
ストレチアに合う器を探していたところ良いガラス器が見つかりました。
オレンジと青と紫。
器の色彩を意識して、他の花(葉ボタン・雪柳・シュロ)を合わせました。
黒松の枝で流れと力強さを出しました。
仕入れたカラーの水が下がり気味だったので思い切って輪っかにしてみました。
面白い動きが出せたように思います。
椿を加えたことで躍動感が増しました。
蝋梅とダッチアイリス。
個性的な模様の器に負けないように流木で重みを加えました。
早春がテーマの作品です。
今年は出来るだけ毎週水曜日に定期更新ができるように努めます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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なんとか無事に年内の仕事を終えることができました。
今年最後の投稿はお正月をイメージした大小さまざまな作品をご紹介。
ガラス器の赤い模様に合わせてアンスリュームをいけました。
五葉松の枝を絡めてねじったら、面白い線が出ました。
赤と緑の反対色の組み合わせ。
シンプルですが、しなやかさと力強さを持ち合わせた仕上がりに。
木瓜と千両、赤に赤を重ねて。
ガラス器で水を見せたことで、静かで清らかな作品に仕上がりました。
五葉松、西洋ウメモドキ、カラー、ヤツデの組み合わせ。
器の足下に添えたのは獅子柚子もしくは鬼柚子と呼ばれる大きな果物。
柚子という名を持ちますが、ブンタンの仲間だそうです。
ここからはいけ込み作品。
こちたは今年も大変お世話になった洞窟観音にいけた作品。
設置場所が洞窟の入口で、導線を確保する必要があり、あまり幅が出せません。
その分、枝垂れヤナギを入れて高さを出しました。
こちらはホテルメトロポリタン高崎のエントランス装花。
迫力のある雲竜梅に椿、ウインターベリーを合わせて全体のフォルムを作り、
菊と葉ボタン、そこにバンクシャー、ドラセナを加えて少しモダンな仕上がりに。
どっしりとした壺にボリューム良く入りました。
雲竜梅は開花すると白い花なので、ウインターベリーと合わせて左右で紅白になる予定です。
今年もコロナ禍で不安な状況が続きましたが、100周年の記念展も催すことができ充実した一年となりました。
今年一年お付き合いいただき有難うございました。
皆様にとって2022年が平穏で素晴らしい年になりますように。
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日時:令和3年12月18日(土)13:00開宴
会場:群馬県館林市三の丸芸術ホール
お声がけいただき、館林市でライブパフォーマンスを行うことになりました。
群馬県内外で活躍している若手音楽家との共演です。
後半には私の作品を背景にクラッシックバレーの舞台が予定されています。
お子様からご年配の方まで、広く楽しめる内容になっておりますので
お近くの方、お時間のある方は是非お出かけください。
入場料 一般1000円 学生500円
事前予約性となります。
お問い合わせは
TEL:027-224-3960
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色が落ち着くこの季節にひときわ目を引く混じりけのない深い赤。
どんな植物と合わせても凛とした印象を与えてくれます。
それでは赤い実をいけた、ここ数日の作品です。
ご覧ください。
まずは野バラの一種いけ。
暴れた曲線が魅力的な野バラ。
こんなに個性的な器にいけても、まったく見劣りしません。
線の重なりと粗密のバランスを意識していけてみました。
こちらはウインターベリー。
西洋ウメモドキとも言います。
ウメモドキよりも実付きがよく、長持ちするのが魅力です。
珊瑚ミズキ、洋菊、ヤツデの葉を合わせたのですが、器に対して大きくいけすぎてしまったので、
下に花台を置き、バランスを取りました。
こちらもウインターベリー。
枯れたギボウシの葉脈がとても美しかったので、これと合わせました。
枯れた葉と生花を合わせた場合どうしても違和感が残るのですが、実付の枝であれば不思議と馴染みます。
最後は、実ではないのですがとても濃い美しい赤菊が手に入ったのでご紹介。
マグナという名の洋菊。
器を2つ使い、他の花もすべて菊で揃えてみました。
これから年末にかけてはセンリョウ、マンリョウ、南天などが楽しませてくれます。
今年も最後の月に入りました。
急に朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたので、皆様どうぞご自愛ください。
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今回、展示以外に特別な催しは出来ませんでしたが、ここまで継続して来れた事が何より嬉しいです。
会期中は雲一つない素晴らしい天気。
今回の私の作品です。
テーマ【枯樹生華】
辛い時でも諦めないで模索をすれば、花が枯れ木から咲くようにいつか明るい希望が見出せるそんな思いを作品に込めました。
皆さまありがとうございました。
来月からは久しぶりにいけばな交流会が再開できそうです。
今後も引き続きよろしくお願いいたします。
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今年で、10回目。
銀座で初回を催したのが、昨日のことの様に思い出されます。
これまで沢山の方と出会い、多くの気付きがありました。
今年も増上寺での開催。
是非お出かけください!
〜復興応援いけばな展【 つなげよう花の心10 】のお知らせ〜
会 期:11月27日(土)・28日(日) 10〜16時
会 場:増上寺・大殿地下宝物展示室前ロビースペース
http://www.zojoji.or.jp/index.html
入場無料
東日本大震災から10年が経ちますが、未だに避難生活を余儀なくされている方々は大勢いらっしゃり、必要とされる支援の形も年月と共に変化しつつあります。
また、近年起こる甚大な自然災害により被災された方は日本各地におられます。
そのような方々を対象としたこれまでの活動に加え、昨年より引き続き、新型コロナウイルス感染症によって疲弊した多くの人々の心に花を通じた応援メッセージを発信できればと考えております。
また、展示作品や作家のメッセージは、後日SNSなどでの動画配信を予定しております。このイベントにより、被災された方々へ皆様と共に思いを馳せ、心を繋いでいく機会となれば幸いです。
内 容:
・いけばな作品展示
22名のいけばな作家が復興への思いを花で表現
・支援活動報告
過去10年の活動をパネル展示
協賛 :株式会社大田花き
株式会社とうほくフラワーサポート
株式会社大森花卉
後援 :公益財団法人日本いけばな芸術協会
一般社団法人帝国華道院
一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアム
<新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い>
・ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。
・受付時の検温、手指の消毒にご協力ください。
(37.5℃以上の発熱の場合は入場をお断りする場合がございます。)
・発熱や咳・咽頭痛などの症状がある等、体調に不安のある方はご来場をご遠慮ください。
和歌山県で催された国民文化祭に日本華道連盟として参加してきました。
松風からは家元と私を含め12名の参加。
5日間の旅となりました。
私たちを受け入れてくださったのは、南高梅で有名なみなべ町。
会場は、全室オーシャンビューの絶景が広がるホテル&リゾーツみなべ。
到着した日は、素晴らしい夕日が出迎えてくれました。
作品は40畳の和室を6部屋お借りしての展示。
松風は2部屋担当という事で、家元と私で分担して受け持つことに。
家元の部屋に会員個別の作品を展示。
花材は東京の市場から取り寄せたもの、地元のJAさんからご提供いただいたもの、現地の山に入り採取してきたものです。
ガラスと籠を使い和洋のコントラストを秋の花で表現しました。
足下に這わせたのは梅の木です。
つづいて私の担当した部屋。
私は一部屋すべてをインスタレーション作品として、構成しました。
40畳という広い空間を埋めるには、沢山の器や資材が必要。
配送するにも限度があるので、どうにかならないかと考え選んだのがこちら。
なんだかわかりますか?
これは鉢物を乗せるスタンドなのです。
こちらを重ねて立体をつくり、花をいけました。
使用した花材は竹、椿、シュロ、ストレチア、オリエンタル百合、紅葉ヒペリカム、スターチスです。
15分という限られた時間でしたがご来場の皆さん、楽しんでいただけたようです。
会期中好天に恵まれ、沢山の方にご来場いただきました。
久しぶりの大規模展示と人前でのパフォーマンス。
充実した楽しい滞在となりました。
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山の木々は色づき、ご近所の庭先には実った柿を多く目にするようになってきました。
いける花も自然と落ち着いた雰囲気の作品に。
今週は5点ご紹介。
お付き合いください。
キイチゴの紅葉は、一枚一枚違った表情があり、色合わせが楽しいです。
こちらは黄色い葉に蔓梅モドキ。
器のオレンジの模様を意識した取り合わせです。
こちらは燃えるような赤いキイチゴの葉。
オレンジのピンポン菊とユニークな曲線の石化柳を合わせました。
当初、赤い瓶だけで仕上げる予定でしたが同系色の取り合わせでメリハリがなかったので、
濃い青の瓶を前に重ね、作品を落ち着かせました。
こちらもキイチゴですが、まだ紅葉が進んでいない葉を使用。
同じツルウメモドキと合わせてもだいぶ印象が異なります。
青い器に反対色のオレンジを合わせてみました。
ブルーベリーの葉、ギボウシ、ウメモドキ。
モザイク柄のガラス器と紅葉の濃淡がうまくマッチしました。
いつも暴れ放題な庭の野菊。
その中から表情のあるものを選び、組み合わせるのがとても面白い。
人の手では作り出せない曲線。
毎年楽しませてくれています。
次回は少しはっきりした色目の作品もいけてみようかなと思っております。
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5月の本部展に続き、創流百周年の記念展。
今回は花席を大胆に赤と青に分けてみました。
同じ秋色の花材でも台の色によって感じる印象が異なります。
こちらが今回の私の作品。
黒松と錦木で土台を作り、複数の緑を絡めています。
使用した花材はすべて沖縄産です。
会場全体が落ち着いた秋の雰囲気だったので、敢えて緑だけの構成にしました。
こちらは家元の作品。
ドウダンツツジの紅葉とピラミッド紫陽花、ケイトウが使われています。
シュロの葉が効果的で、奥行きを感じさせ全体にしまった印象になりました。
会期中は好天に恵まれ、多くの方にご来場いただきました。
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今日は冷たい雨が降っております。
急激な気温差に体がびっくり。
皆様、体調管理には気を付けましょう。
今回は、ここ最近の作品をご紹介。
まだまだ楽しめるヤマシダ。
ドライになり、より面白い曲線が出てきました。
合わせた花材は石化柳とフウセントウワタ。
こちらはフウセントウワタに変えてカーネーション。
網のような形状の竹の飾りを作品に組み入れてみました。
秋の花を収穫する、そんなイメージでいけました。
吾亦紅、菊3種、ヒペリカム、キイチゴ。
先日のコンサートの戻り花で2作。
ブルーベリー、菊、ウメモドキ。
こちらは棕櫚とウメモドキ。
気の早いお正月飾りのような雰囲気に仕上がりました。
今週は以上です。
また次回をお楽しみに。
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お声がけいただきその会場で花をいけさせていただきました。
器は足利の古民家を舞台としたイベント【はなうつわ】で、ご一緒している陶芸家の小野澤弘一氏作。
花はブルーベリー、ウメモドキ、菊、ケイトウ、棕櫚。
小野澤さんは今回の主催者でもあります。
ウイーンフィルでも活躍されたダニエル・ゲーテ氏率いるピアノ三重奏。
自分の花を見ながら一流の演奏を聴く、素晴らしく贅沢なひと時でした。
この企画は、一般の方から「こんな花が見たい」というを案を募集し、華道家にオーダーするという面白い試み。
私にはフランス人の女性から以下のようなリクエストをいただきました。
「驚きのテーブルアレンジメント」をリクエストします。
少し変わった、そして楽しい作品を期待します。私は少しだけですが生花を勉強しています。私は知り合いを夕食に招くのが大好きです。フランスでは集まって夕食をとるのが皆大好きです。あまり古典的でなく、一味変わったアレンジメントは夕食を一層楽しいものにしてくれるでしょう。この大変な時期の後では、楽しい、ちょっと奇抜なアレンジメントが素敵だとは思いませんか?作品楽しみにしています。
なかなか難しい課題。
試行錯誤を繰り返し、出した答えは野菜と食器を使うというもの。
野菜は家庭菜園で育てたニンジン大根、トマト。
グラス型の花器とお皿を流木に組み入れ立体的に仕上げました。
敢えて花を使わずに、野菜の色と葉の形状でいけばなを表現してみました。
喜んでいただけたかはわかりませんが、楽しく作品を仕上げることができました。
人の思いを花で表現するのはホテルでウェディングの仕事をしていた時以来。
とても良い経験になりました。
いけばなフェスティバルの作品紹介はこちらからご覧いただけます。